非凡なる努力
- Shojin-Project

- 6 日前
- 読了時間: 3分
毎年2月に私たちShojin₋Projectは、イベントを開催している。
今年は、2月21日から2月23日までの3日間、駒澤大学にて
「御朱印帳づくりワークショップ」を開催した。
イベント開催中の、ある昼休みのことであった。
私は昼食を買いに
大学の外へ出ようとしていた。
その日は良く晴れた日だったこともあり
柄にもなく学内の風景に
カメラを向けていた。
校舎から正門までの一本道の脇には、
学内でのイベントを知らせる
数多くの掲示物が並んでいた。
私は景色を撮るついでに
それらの写真もなんとなく撮った。
最近、写真フォルダを
整理しているとそのイベント時の写真が出てきた。
懐かしく思い写真を見返していると、
一枚の写真に目が止まった。
それは・・・・・・
イベント開催中の昼休みに撮った掲示物の写真だった。
そこには、駒澤大学が
「学生に届けたい言葉」として
掲示していた言葉が記されていた。
『非凡なる人
非凡なることをする人に非ずして
平凡なる事を非凡なる
努力する人なり』
これは、特別な人とは
特別なことをしている人ではなく
当たり前のことを当たり前以上に積み重ねている人である
という意味である。
写真越しにこの言葉と再会したとき
強く心に響いた。
よく言われることではあるが、
その頃の私は、特にハマっている事もなく、
何かに熱中しているような感覚もなかった。
そのように感じていたからこそ、
余計に深く刺さったのかもしれない。
毎日、毎日、「何かいいことないかな」
と受け身で生きていた私に
この言葉は、日常の一つひとつのことを丁寧に
行っていくことでいいことが起こる、
そう思わせてくれるきっかけをくれた。
道元禅師の教えを弟子の懐奘禅師がまとめた
『正法眼蔵随聞記』にはこんな言葉がある。
「示に云く、
学道の人は後日を待って行道せんと思ふ事なかれ、
ただ今日今時を過ごさずして、
日日時時を勤むべきなり」
『正法眼蔵随聞記』
「道元禅師が示して言われるには、
仏道を学ぶ人は、先送りにして仏道修行をしようと思ってはならない。
ただ、今日、今を取り逃がさずに、
その日その日、その時その時に努力すべきである」
私たち曹洞宗では、日常のすべての行いを
修行と捉える。
そう考えると、
この言葉は、日常生活の中で
何か特別なことを求めるのではなく
今この瞬間に向き合い続ける
姿勢が大切だということを伝えているのだと思う。
ただ、漠然と日々を過ごすだけでは、
特別なことには出会えないのかもしれない。
まずは、目の前の一つひとつ
一瞬一瞬に向き合おうと思う。
それこそが、私にできる第一の「非凡なる努力」なのだから。
康喜





コメント