乳水和合
- Shojin-Project
- 2018年11月22日
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道元禅師の言葉に「乳水和合」という言葉があります。
水と乳が、異なる液体でありながら混ざり合うように、
共に修行する僧侶は、互いを認め合い、尊重しなさい。という教えです。
私たち僧侶は、修行道場の門をくぐると、年齢や経験、それまでの生い立ちなどは一切関係なく、共に和合して修行に励みます。
そしてそれはこの坐禅堂でも、同じです。
ここには、様々な立場の方が集まっています。
しかし、お互いに一礼して単の上に上がれば、あとは姿勢と呼吸を調えるだけ。それ以外は何もありません。
年齢や性別、職業や肩書き、日常で私たちが知らず知らずのうちに背負っている役割を一旦横に置いて、共に坐ってまいりましょう。
本田真大
(11/15の駒沢坐禅教室より)

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