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新年の抱負

新しい年を迎えました。


昨年は春から9年ぶりの東京での一人暮らしを始め、様々な挑戦をした年でした。

弓道を始めたり、料理教室に通い始めたり、カメラを買って写真を撮りに散歩に出かけたりと、興味のあることをとにかくやってみるという姿勢で一年を過ごしました。


これらのことを今後も継続できるかどうかはさておき、始めてみると様々な発見もあります。


例を挙げると、カメラはスマートフォンと違い、写真もしくは動画しか撮ることができません。しかし、それしかできないということがかえって没頭する理由になりうるのです。

今までは「あれもできるし、これもできるから便利でいい」という基準で物事を判断していましたが、そうではなくて「それしかできない」ということもまた魅力の一つであると感じています。



そんな一年があっという間に過ぎ、大晦日を迎えました。


大晦日と言えば、除夜の鐘。


普段は静かな夜11時半。しかし大晦日は同刻からお寺の鐘の音が鳴り響きます。


「あー、もうすぐ今年も終わりか…

 いろいろあったけど、充実した一年だったなあ」


と年の終わりを感じるとともに、


「また新しい年が始まる。来年はどんな年になるだろう…」


と新たな年への期待と希望が湧いてきます。



除夜の鐘を鳴らす108回という回数には諸説があり、人間の煩悩の数という説、一年を表す数、四苦八苦(苦しみ)を表す数という説、いずれも除夜の鐘を鳴らすことで今年一年の苦しみや悩みを取り去るという意味があります。


私の生まれ育ったお寺にも鐘つき堂があり、毎年除夜の鐘をつきに多くの方々がいらっしゃいます。

新型コロナウイルスの影響で長らく来ることを控えていた方とも久しぶりにお顔を合わせることができ、また昔のように年の切り替わりの瞬間を多くの方々と共有できたことを大変嬉しく思いました。



「今年も一年ありがとうございました。来年もいい年になりますように」


と思いを込め、鐘の音とともに新年を迎えました。




除夜の鐘をつく筆者
除夜の鐘をつく筆者



2024年の元旦、

「今年こそ英語を学び直すぞ」とか「毎日運動しよう」と今年一年の抱負を掲げましたが、そんな矢先に流れてきた能登半島地震の速報。


ニュースや知り合いから送られてきた動画や写真で現地の様子を知り、私自身も「何か少しでも力になりたい」と思いました。

何かできることはないだろうかと考えてみましたが、「限られた輸送ルートに一般車両が殺到し、深刻な渋滞が発生しており、できる限り利用を抑制していただくことについて国民の理解と協力をお願いする」と岸田首相も声明を出しており、移動は厳しそうだなと。

またこの記事を書いている時点では、石川県の公式サイトでも個人のボランティアを募集しておらず、個人の義援物資も受け付けていない状況。

とりあえず今の自分にできることは募金であると判断し、できる限りの募金をしました。



状況を見ながら今後も自分にできる支援を考え、可能であれば現地に赴いての支援活動もしたいと決心した年の始めでした。


石川県の能登半島地震の被災地や関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

一日も早く皆様の穏やかな日常が戻る事を祈るばかりです。



諏訪弘史

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